管理・開発体制、開発環境

中国ソフトウェア企業は、日本のソフトウェア企業と比較し見積工数が多くなりがちと聞きましたがなぜですか?

必ずしもそのようなことはありません。お客様の査定工数とパートナーの見積工数に差異が出る原因は、主に@仕様書の不備、A仕様説明の不足、Bパートナーの仕様理解不足、だと思います。

査定工数と見積工数に大きな乖離が発生した時は、再度、乖離のある部分について充分な仕様説明を行うことが重要だと思います。たとえ、見積工数が査定工数よりも少ない場合でも、後々のトラブルを防止するためには、再度、仕様説明を行う方がトータル的にはメリットが大きいです。

中国オフショア開発では、日本語から中国語への翻訳が必須と聞きましたが、本当ですか?

確かに翻訳をする必要がある中国ソフトウェア企業も存在しますが、翻訳を介したソフトウェア開発は翻訳の段階で仕様の誤りや行き違いが発生し、トラブルのリスクが高まります。
日本向け案件の経験が豊富な企業であれば、一切、翻訳を行わず、日本語の仕様書のみで開発を行うことが常識になっています。

中国ソフトウェア企業の開発方法は、日本の開発方法と比較して、どのような違いがありますか?

日本市場に目を向けている中国ソフトウェア企業は、日本の開発方法を手本としています。また、日本のお客様の管理方法に合わせた対応を行うというスタンスが非常に強い企業が多いです。したがって、開発方法は、日本とほぼ同じと考えて良いと思います。

中国ソフトウェア企業と取引すると、プロジェクトの途中で体制変更を行われることがしばしばあると聞きました。これでは心配で取引ができません。本当にそんなことがあるのですか?

私どもが知る限り、そのようなことはほとんどありません。また、私どもでは、取引開始前に体制変更の禁止を明記した契約を締結するようにしております。

契約だけで全てをカバーできるわけではありませんが、万一、そのようなことをするパートナーであれば、有力パートナーとは考えにくいです。何らかのやむを得ない事情がない限り、取引を継続する価値を感じません。他にもっと良いパートナーが多数存在します。

中国ソフトウェア企業の開発環境は?

日本向けの仕事をしている会社では、ハードウェア、ソフトウェアとも標準的な開発環境は揃っています。また、ソフトウェアの日本語版も揃っています。しかし、一般的ではない開発ツール等は保有していない場合が多いため、その場合、開発期間中のみ貸出を行う方法で対応可能です。

中国ソフトウェア企業に仕様説明を行うと、Q&Aレポートが大量に発行され、その対応工数が馬鹿にはならないほどです。なぜでしょうか?

まず第一にQ&Aレポートが多いということは、歓迎すべきことだと考えましょう。

なぜならば、それだけ仕様を正確に理解しようとしている証だからです。逆にQ&Aレポートがほとんど発行されない場合は、かなり危険な状況ですので、即、フォローしなくてはいけません。

次にQ&Aレポートの内容に重複がある場合は、パートナー側のQ&Aレポートの発行管理体制を確認しましょう。

通常の管理レベルの企業であれば、リーダーが全てのQ&Aレポートの内容をチェックして一括管理しています。もしそのような体制ではなく、複数のメンバからバラバラに発行されているようであれば、これを改めるように調整する必要があります。

また内容的に基本的な事項が多いと感じた場合は、仕様説明をもっと充分に行う必要があると考えるべきだと思います。彼らは日本語が出来るとは言え、母国語ではありませんので日本人よりも理解力が落ちるのは仕方がないと考えなければなりません。日本人に説明するよりも意識して丁寧に説明するように心がけることが重要です。


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